2桁の足し算で、手が止まるとき
2桁の足し算で
止まる子へ67+28は「分ける・覚えておく・合わせる」
公開 / 文:けいさんパパ(運営:SSR株式会社)
67+28を暗算するとき、頭の中では、十の位どうし・一の位どうしを足して、最後に合わせています。3つの計算はどれも、1けたや何十のたし算です。
2桁の足し算で新しく出てくるのは、
途中の「80」を覚えておくことです。
この記事では、止まる場所の見分け方と、途中の数を見える形にしてから頭の中へ戻していく、練習の順番を書きます。
01 / どこでつまずく?
止まる場所は3つ
答えが合わない、または時間がかかるとき、止まっている場所はたいてい次のどれかです。
- 十の位:60+20を、6+2と同じように出せない
- 一の位:7+8の繰り上がりで時間がかかる
- 覚えて合わせる:途中の80を忘れる、または80と15を合わせるところで迷う
1つめと2つめは、何十のたし算や1けたの繰り上がりとして、それだけを練習できます。3つめは、2桁の足し算で初めて出てくる難しさです。そして2つめが遅いと、3つめも崩れます。7+8を考えているあいだに、80がこぼれてしまうからです。
02 / おうちで見分ける
家で見分ける聞き方
答えの丸つけだけでは、どこで止まったかは分かりません。次のように聞いてみてください。
- 途中を聞く:「67+28、十の位を足すと、いくつ?」。80がすぐ出れば、手順は分かっています。
- 部品を1つずつ聞く:「60+20は?」「7+8は?」「80+15は?」。どれかで止まれば、そこが練習するところです。
- 部品は出るのに、つなげると止まるなら、「覚えて合わせる」がまだ慣れていません。数を変えて何問か確かめると、たまたまかどうかも分かります。
ひき算も同じ聞き方ができます。67−28なら、「先に20をひくと?」で47が出るか。そこから8をひいて39です。
03 / 練習の順番
練習は、途中を
「見える形」から始める
2桁の足し算は、いきなり頭の中だけでやらなくてかまいません。次の順番で、少しずつ途中を頭の中へ戻していきます。
- 2桁+1桁(67+8):繰り上がって十の位が変わる形に慣れる
- 何十どうし(40+80):十の位だけのたし算
- 繰り上がりのない2桁+2桁(34+52):十の位と一の位を別々に足す
- 途中を書く・言う(67+28 → 80 → 95):途中の数を紙に小さく書くか、声に出す
- 答えだけ(28+79):途中を頭の中に置いたまま答える
途中を紙に書くのは、ズルではありません。手順を分けて確かめるためです。慣れたら書かずにやってみます。
時間を測るのは、手順が分かってからです。分かる前に急がせると、当てずっぽうが増えます。また、1けたの計算がすぐ出ることが、2桁の土台です。2桁に進んでも、1けたの練習は続けるのがおすすめです。1けたの練習の続け方は、100マス計算の記事に書いています。
04 / 計算ダンジョンでは
たしざんの森に、
同じ順番で並んでいる
計算ダンジョンは、計算問題を解いて冒険を進める、小学生向けの計算練習ゲームです。たし算の世界「たしざんの森」で、上の順番どおりにダンジョン(ステージ)が並んでいます。
- 「まるたばしの さわ」:2桁+1桁(67+8)。手前に、十の位・一の位を分けて考える練習用のステージ(とっくん)があります
- 「なんじゅうの はらっぱ」:何十どうし(40+80)
- 「しずかな こだち」:繰り上がりのない2桁+2桁(34+52)
- 「きこりの こや」:67+28なら、「とちゅう」に80、「こたえ」に95と、2回に分けて入力します。手前に、同じ問題を時間をゆるめて解く「二段の ゆっくり とっくん」があります
- 「きりの しげみ」:28+79のような問題を、答えだけ入力します
次へ進む目安の時間(ぎん)は、途中を入力する「きこりの こや」で1問約7秒、答えだけの「きりの しげみ」で1問約3秒です。ひき算(67−28 → 47 → 39)やかけ算(17×5 → 50 → 85)にも、同じ「途中を入力する」ダンジョンがあります。
止まる場所を、親子で見つける
まずは、1回やってみる
おためしは登録なしで、ブラウザから始められます。はじめて遊ぶ日から7日間は、すべてのダンジョンで遊べます。そのあとも、各ワールドのさいしょのダンジョンはずっと無料です(上の2桁のダンジョンは、入団で遊べる範囲です)。
登録なしで始める始める前に
よくある質問
途中の数を紙に書かせてもいいですか?
かまいません。途中を書くのは、手順を分けて確かめるためです。手順が身についたら、書かずにやってみてください。
筆算で解ければ、暗算はいらないのでは?
筆算は大事な方法です。そのうえで、途中の数を頭の中で持てるようになると、3桁の計算やかけ算・わり算の暗算でも、同じやり方が使えます。
7+8のような1けたの繰り上がりが、まだ遅いです。
先にそちらを練習します。一の位で時間がかかると、途中の数を覚えておく余裕がなくなるからです。繰り上がりの記事も参考にしてください。